2014年 12月 15日
泌尿器科医によるブログ泌尿器科教室 ~B型肝炎編~ |
Q.先日血液検査を受けたところ、B型肝炎の結果が陽性でした。身に覚えがないのですが、考えられる感染原因はなんですか?
A.B型肝炎は世界的に見ても非常に患者数が多い病気で、日本でも130万人以上の感染者がいると言われています。日本での感染者の大半は母子感染によるものと言われています。しかし、1986年から母子感染に対する対策が行われており、ワクチン接種が開始されて以降は母子感染による感染が激減しました。
他にも、以前は医療機関での針刺し事故や注射器の使いまわし、輸血による感染などがありましたが、近年ではしっかりとした感染対策が取られる様になった為、医療行為による感染もほとんどなくなりました。
そんな中で、感染理由として年々増加の傾向にあるのが性交渉による感染です。B型肝炎は性交渉を介して感染する危険性がある為、STI(性感染症)の1つとして考えられています。近年若い世代でB型肝炎の感染者が増加している理由として、こういった背景が影響していると考えられます。
一方で、同じ肝臓の病気でB型肝炎よりも感染者数が多いと言われているのがC型肝炎。C型肝炎は血液を介しての感染が多く、B型肝炎とは異なり、性行為による感染は非常に稀だと言われています。
予防策として、性交渉を持つときには、コンドームを使用する様にしましょう。また、不特定多数の人と性交渉を持つことはなるべく避けて下さい。不用意な性交渉は、B型肝炎だけでなく、他の性感染症に感染する危険性も高いことを頭の片隅に置いておきましょう。
当院では、B型肝炎を初め、各種STIの診察・治療を行っているので、気になる事がありましたら、いつでもご相談下さい。
スカイビル腎・泌尿器科クリニック
横浜市西区高島2-19-12 スカイビル9F
TEL:045-441-0040
A.B型肝炎は世界的に見ても非常に患者数が多い病気で、日本でも130万人以上の感染者がいると言われています。日本での感染者の大半は母子感染によるものと言われています。しかし、1986年から母子感染に対する対策が行われており、ワクチン接種が開始されて以降は母子感染による感染が激減しました。
他にも、以前は医療機関での針刺し事故や注射器の使いまわし、輸血による感染などがありましたが、近年ではしっかりとした感染対策が取られる様になった為、医療行為による感染もほとんどなくなりました。
そんな中で、感染理由として年々増加の傾向にあるのが性交渉による感染です。B型肝炎は性交渉を介して感染する危険性がある為、STI(性感染症)の1つとして考えられています。近年若い世代でB型肝炎の感染者が増加している理由として、こういった背景が影響していると考えられます。
一方で、同じ肝臓の病気でB型肝炎よりも感染者数が多いと言われているのがC型肝炎。C型肝炎は血液を介しての感染が多く、B型肝炎とは異なり、性行為による感染は非常に稀だと言われています。
予防策として、性交渉を持つときには、コンドームを使用する様にしましょう。また、不特定多数の人と性交渉を持つことはなるべく避けて下さい。不用意な性交渉は、B型肝炎だけでなく、他の性感染症に感染する危険性も高いことを頭の片隅に置いておきましょう。
当院では、B型肝炎を初め、各種STIの診察・治療を行っているので、気になる事がありましたら、いつでもご相談下さい。
横浜市西区高島2-19-12 スカイビル9F
TEL:045-441-0040
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by sky-uro-clinic
| 2014-12-15 17:43
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